私、河島広幸のユニークな経験と教育哲学
こんにちは、河島広幸です。今回は、私が運営する学習塾「探究スタジオ」について、私自身の経験や考え方を紹介した動画を通してご紹介したいと思います。特に注目してほしいのは、私たちが掲げる「自分を信じる力を育む」という理念です。
理念の根っこにある私の経験
私はかつて、約8年間学校に行かなかった不登校の時期を経験しました。その後、アメリカに5年間留学し、そこでの苦労や挫折も乗り越えてきました。大学や大学院での研究や教員時代も、決して平坦な道のりではありませんでした。特に、不登校や留学での困難に加え、大学教員時代には精神的な苦労(うつ病やパニック発作なども経験)もありました。
こうした困難を乗り越えてきた経験そのものが、私の教育のベースにある共感力や寄り添う姿勢を作り出しています。苦しみを知っているからこそ、人の痛みに寄り添える深みがあると考えています。
知識科学と「教えない塾」
私の経験と、学問的な探究(知識科学やアクティブラーニング)が結びつき、「自分を信じる力を育てる」という探究スタジオの理念につながっています。
知識科学とは、「知識がどう生まれて、どう共有され、使われていくのか」を探る学問です。これは探究スタジオの「教えない塾」というアプローチに応用されています。
「教えない塾」とは、文字通りに全てを放任するわけではありません。生徒自身が「あれ?なんでだろう?」と疑問を持ち、友達と話し、試行錯誤する中で、自分なりの答えや理解を作っていく。そのプロセスを徹底的に考えてデザインし、サポートするというアプローチなんです。
つまり、「教えない」というのは、一方的に知識を教え込まないということで、生徒が自ら学び取るのを積極的に手伝うということ。少人数制や個別指導の組み合わせ、生徒同士が自由に話せる環境も、この考え方に基づいています。プログラミング教室なども、この考え方を反映しています。
安心できる心理的な居場所を提供しつつ、生徒の主体的な学びを最大限引き出す。これが、知識科学を応用した探究スタジオの実践です。
他の塾との違い、そして得られるもの
探究スタジオで学ぶことで、他の塾とどのような違いを体験できるのでしょうか?
一番大きいのは、単に算数や国語の知識そのものを教わるだけでなく、「学び方そのもの」や「壁にぶつかった時にどう乗り越えるか」を、私自身の経験や知識科学の理論を基に体験的に学んでいける可能性がある点です。
テストの点数も重要ですが、それ以上に、
- 自分で問いを立てる力
- すぐに諦めないで粘り強く考える力
- そして何より、難しい状況でも「自分ならできるかも」と思える感覚、つまり「自分を信じる力」
これを育てることを目指しているのが、探究スタジオのユニークな部分です。私の経験と、それを学術的な知見で裏付けたアプローチがあるからこその取り組みです。
まとめ:学びを豊かにする特別な出会い
探究スタジオで学ぶことは、単に成績を上げることだけでなく、物事への向き合い方や自己肯定感を育てる上で、かけがえのない機会になると信じています。動画からも、一人ひとりの生徒の内面と向き合おうとする私たちの姿勢が伝わってくると思います。
もし、私たちのアプローチや私の人柄に何か響くものを感じていただけたなら、それはお子さんにとって、これからの学びをとても豊かにする、特別な出会いの始まりになるかもしれません。
最後に、自分自身に問いかけてみてください。お子さんが今一番「探究したいこと」、あるいは「探究する必要がある」と感じていることは何でしょうか? その答えのヒントや、その問い自体を深める場所が、この探究スタジオにあるかもしれません。