【KJ法】川喜田二郎法。ふせんなどの小さな紙片に何かを書いて、大きな模造紙に貼り付ける系の活動方法。特にグループで行うワークショップ(班活動での研修)では、活動の最後には出来上がった模造紙に基づいて発表までセットです。
この活動方法は、数あるメモの取り方、情報の整理の仕方、考えのまとめ方、アイデアの思いつき方などなどの一つではあるのですが、研修等の教育的目的がある場所でよく見かける活動です。
ふせんなどを使う手法自体は、教育的活動というより伝統的な研究活動なので、ワークショップに応用するのは実はすごく難易度が高いはず、、、なのですが、この活動はワークショップ(移動大学)と深く結びついていて、教育的目的のある取り組みで行う活動としては、かなりパワフルですし、導入・実戦もハードルは高くはないです(なぜなら、すでに長い年月をかけて実践され続けているので、無数の事例とハウツーの蓄積があちこちにあるからです)。
こうした手法、活動を最大限活用して教育のために応用しているのがラベルワークです。
KJ法ワークショップと言ってもピンときにくいかもしれないですが、「あの博報堂が50年以上続けている独自の研修方法」というとなんだか強そうです。実は、というより、当たり前にそうなのですが、模造紙の上に出来上がったものがとても重要で、単なる発表資料にしてしまってはもったいないものです。これは、これから毎日使えるものとして、また具体的な行動計画などに落とし込んで、そして少し時をおいてバージョンアップさせるものなのです。
もうひとつの観点から、こうした活動は社会人のためのものではないので中高生のものでもあります。白河で1番楽しい塾 探究スタジオ ではラベルワークで学びます(ラベルを学ぶということでないです)。(大人たちがやっていることをボクたちもやっているよ)と言いたいのですが、日常のなかに取り入れるのはこれからです。
生徒たちと一緒に講師も含めて、ときには保護者の皆さまと共につくる学びの場所にしていきます。いつか大企業さんの研修に探究スタジオの塾生たちが参画して「社会人に教える」ようなことも構想中です。